高額療養費制度を知ると、
「医療保険って、本当に必要なのかな?」
と感じた人もいるかもしれません。
でも、答えはひとつではありません。
大切なのは、自分の状況に合っているかどうかです。
ここでは、不要と考えられる人・必要になりやすい人を整理していきます。
前提:医療費の自己負担は上限がある
日本には、
- 健康保険制度
- 高額療養費制度
があり、医療費の自己負担には上限があります。
そのため、「治療費で人生が破綻する」という状況は、
基本的には起こりません。
ここが判断の基準となります。
医療保険が不要と考えられる人
次のような場合は、医療保険を急いで加入する必要は高くありません。
- 生活防衛資金が十分にある
- 数十万円の医療費を貯蓄でまかなえる
- 入院時の差額ベッド代なども許容できる
医療費の上限が見えている以上、
この金額を「貯蓄で対応できる」のであれば、医療保険は必須とは言えません。
医療保険があったほうがいい人
一方で、こんな場合は検討する価値があります。
- まだ十分な貯蓄がない
- 急な出費が家計に大きな影響を与える
- 自営業などで収入が不安定
- 家系的に不安な病気がある
- 医療費への不安が強い
医療保険は、家計を守るというより、家計が整うまでのお守りの役割だったり、
数字だけでは割り切れない「安心を買う」という側面もあります。
ただし、ここで大事なのはひとつ。
加入が必要だと判断しても、保障額は必要最低限で十分ということです。
過剰な保障は逆に家計を圧迫する原因にもなります。
「不安だから手厚く」ではなく、「足りない部分だけを補う」。
という考え方が基本です。
大切なのは順番
医療保険を考える順番は、
- 公的制度を知る
- 生活防衛資金を整える
- 足りない部分があれば保険で補う
生命保険同様、保障額を先に決めたり、ましてや支払額を先に決めるのは
保険の過不足につながりがちです。
まとめ
ここまでお話した通り、医療保険は、
- なくても困らない人もいる
- あったほうが安心できる人もいる
ひとりひとりが考えるべきものですから、あなた自身の視点で考えましょう。
長く入っている保険を解約するのは勇気がいると思います。
わたしもそうでした。
解約してすぐに病気になったら?とか、
今まで掛けてた分が無駄になる気がする。とか。
でもそれも、ちゃんと計算すればハッキリするんです。
私が加入していた終身医療保険は、月の支払いは3,000円切るくらいで、
家計の負担というほどでもないし、万が一の時に助かるし、
という思いで続けていました。
でも計算したら答えが出ました。
月3,000円でも10年掛けると36万円になります。
保険の計算で「元を取る」という考え方はしないほうがいいです。
万が一の時に、家計が破綻するほどのダメージがあるものについては
保険でカバーするのは賛成ですが、
貯金でやりくりできる程度のものに、「元が取れないかも知れない」金額を掛けるのは
筋が悪い選択だな、と気が付きました。
まずは制度を調べて貯蓄を整えること。
そのうえで、必要なら無理のない範囲で備える。
それが合理的な判断と言えるでしょう。
次の記事では、
「では、実際にいくら備えればいいのか?」
具体的な考え方を整理していきます。

コメント