「保険で貯蓄もできる」と聞いて加入した保険、今も払い続けていませんか?貯蓄型保険は一見お得に見えますが、50代の今の状況に本当に合っているかどうか、一度立ち止まって確認してみましょう。
この記事では、貯蓄型保険の仕組みと注意点を整理しながら、50代が今やるべき見直しのポイントを解説します。
📋この記事でわかること

保険でお金が貯まるって聞いて入ったけど、これって本当にお得なの?

加入した時期や予定利率によって答えが変わります。まず今の保険の中身を確認するところから始めましょう。
貯蓄型保険とは?掛け捨てとの違い
保険には大きく分けて「掛け捨て型」と「貯蓄型」の2種類があります。
- 掛け捨て型:保険期間中に何もなければ払った保険料は戻らない。その分、保険料が安い
- 貯蓄型:満期時や解約時に解約返戻金(かいやくへんれいきん)が受け取れる。その分、保険料が高い
貯蓄型には終身保険・養老保険・学資保険などが含まれます。「保障+貯蓄が一度にできる」と聞くとお得に感じますが、実際にはその仕組みを正しく理解することが大切です。
保障と貯蓄は分けて考えた方がシンプルな理由
貯蓄型保険は「保障」と「貯蓄」を一つにまとめた商品ですが、この2つを別々に用意する方が、コストが安くなるケースが多いです。
たとえば、死亡保障だけが目的なら掛け捨ての定期保険の方が保険料を大幅に抑えられます。浮いた分を自分で貯蓄・投資に回した方が、将来受け取れるお金が多くなることもあります。保障は保険で、貯蓄は貯蓄でと分けて考えると、家計の見通しがシンプルになります。
定期保険の選び方はこちら:
→ 【50代におすすめの定期保険比較】掛け捨てで合理的に備える
50代が持っているかもしれない「お宝保険」とは?
1990年代以前に加入した貯蓄型保険は、予定利率が5〜6%台と非常に高いものがありました。これが俗に言う「お宝保険」です。
現在の保険の予定利率は0.3〜1%程度。お宝保険に入っている場合は、今の保険商品では到底得られない利回りで運用されているため、むやみに解約すると大きく損をする可能性があります。
かくいう私もお宝保険の加入者です。
若いころ、就職したら当たり前のようにクレジットカードを作り保険にも入る、という王道(?)ルートを何の疑問ももたずに通っていました。
私も主人もそれぞれ死亡保険(終身保険+定期保険)と個人年金保険に加入しました。
私の死亡保険はその後不要かもと思い解約するのですが、時がたって勉強して保険の種類がわかるようになると、この時加入した保険がお宝保険だったとわかります。
なので私たち夫婦は今も、個人年金保険と終身保険に加入しています。
(主人の入っていた定期保険は、終身保険の特約だったため、保障を見直したときに外しました)
50代の方は特に、一度自分が加入している保険の証券を取り出して予定利率を確認してみることをおすすめします。
予定利率の確認方法と判断の目安
予定利率は保険証券や保険会社のコールセンターで確認できます。目安は以下の通りです。
- 予定利率3%以上:お宝保険の可能性あり。解約には慎重に
- 予定利率1〜2%台:状況によって判断が分かれる(下記を参照)
- 予定利率1%未満:貯蓄効果は低い。保障と貯蓄を分けて見直す価値あり
利率だけでなく、満期までの残り期間・現在の解約返戻金の額・今後払い続ける保険料の総額を合わせて確認することが大切です。
残す保険・解約する保険の整理の仕方
満期が近い場合
満期まであと数年という場合は、そのまま継続することも視野に入れます。解約すると元本割れになる可能性も高く、損をするリスクがあるとわかったら、満期まで払い続けて受け取りを待ちましょう。
加入して間もない・利率が低い場合
加入したばかりで解約返戻金がまだ少ない、かつ予定利率も低い場合は、継続するメリットが薄い可能性があります。必要な保障は掛け捨ての保険でカバーし、貯蓄は別で積み立てる方法に切り替えることで、毎月の固定費を大きく下げられることがあります。
解約を検討する前の確認ポイントはこちら:
→ 【保険を解約する前に確認すること】後悔しないチェックリスト
保険の見直しは固定費削減の大きなチャンス
貯蓄型保険の見直しは、毎月の保険料が数千円〜数万円単位で変わることもあり、年間10万円以上になることも。
これは、固定費削減の中でも効果が大きい取り組みです。
「払えているから大丈夫」「よくわからないしこのままでいいや」と放置せず、一度しっかり整理することで家計が大きく変わる可能性があります。まず保険証券を取り出して、加入中の保険をすべて書き出すところから始めてみましょう。
お金の話は身近な友人でもしづらいもの。
身内に詳しい人がいない場合、ひとりでわからず立ち止まってしまうこともあるかも知れません。
プロに相談するという選択も!

予定利率とか解約返戻金とか、自分で判断するのが難しそう…

保険証券を持って無料相談に行けば、残すべき保険と見直す保険を一緒に整理してもらえますよ。複数社を比較しながら提案してもらえるので安心です。
プロに保険の見直しを一緒に考えてもらうこともできます。
ライフスタイルが変わるタイミングは保険も見直すタイミングです。
今の自分にあった保険がわかれば、無駄に保険料を支払うこともなくなりますよね。
→ 【50代向け】保険の無料相談はこちら|複数社を比較して選べます
【まとめ】
・貯蓄型保険は保障と貯蓄がセットになっているが、分けた方がシンプルでコストが安くなることが多い
・50代が加入中の保険はお宝保険(高予定利率)の可能性がある。まず予定利率を確認
・満期が近い場合はそのまま継続が基本。利率が低く加入期間が短ければ見直しを検討
・解約の前は解約返戻金・残り期間・今後の保険料総額を必ず確認する
・保険の見直しは固定費削減の効果が大きい。保険証券を取り出して整理することから始めよう
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