保険の見直しというと、
「どの保険がおすすめか」「保険料をいくら下げられるか」
といった話になりがちです。
でも、保険の見直しは、保険料を下げることだけが目的ではありませんし、
万人に共通するおすすめの保険なんてありません。
自分(家族)にとっての必要額を計算して、必要な保険を見極め、
はじめて自分に合った保険がわかるのです。
まず最初にやることは、今の保険が本当に必要かどうかを判断することです。
なんとなく、不安だからという理由で保険に入っていませんか?
保険は不安な順に入るものではなく、必要な順に整理するもの。
不安の原因は、はっきりわかっていないからです。
敵(不安の内容)がわからず、対策などできませんよね。
ここで順番に見ていき、不安を数字で見える化しましょう。
この記事では、生命保険・医療保険・がん保険など
今入っている保険が本当に必要かどうかを判断するために、どの順番で考えればいいのかを整理していきます。
日本には公的保険制度がある
まず大前提として知っておきたいのが、日本には強力な公的保険制度があるということです。
- 健康保険
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 障害年金
これらは、病気やケガ、働けなくなったときに備えられる公的な保証です。
民間保険は、
公的保障だけでは足りない部分を補うためのものです。
そのため、公的制度を知らないまま民間保険を見直すと、
必要以上の保障にお金を払っているケースも少なくありません。
保険はこの順番で見直そう
保険は、次の順番で考えると整理しやすくなります。
- 生命保険(万が一のときの生活費)
- 医療保険(病気や入院時の自己負担)
- がん保険や三大疾病保険(特定のリスクへの備え)
- 最後に貯蓄型保険をどうするか考える
自分の入っている保険、何のための保証で、いくら保険金が必要なのか
ちゃんと把握できていますか?
ひとつひとつみていくと、
自分にとって必要な保険が見えて、目的があいまいな保険にはいることがなくなります。
① 生命保険(死亡保障)から考える
生命保険は、
自分が亡くなったあと、誰の生活に影響が出るかを考える保険です。
- 扶養している家族がいるか
- 遺された人の生活費は足りるか
- 公的年金や貯蓄でカバーできるか
ここを整理した結果、
生命保険が最低限で足りる人や、そもそも不要な場合もあります。
② 医療保険は「自己負担」を補うもの
医療保険は、健康保険で足りない部分を補う保険です。
- 高額療養費制度はいくらまでか
- 入院日数はどれくらい想定するか
- 貯金で払える金額はいくらか
「入院=大きな出費」と思われがちですが、制度を踏まえて考えると
実際は想像より自己負担が少ないケースも多いのです。
③ がん保険・三大疾病保険
がん保険や三大疾病保険は、
医療保険を整理したあとに考える保険です。
- 治療が長期化した場合の収入減
- 通院治療や先進医療への備え
- 精神的な安心をどこまで求めるか
人によって必要性が分かれやすい保険なので、
必要な人には役立ちますが、全員が必須というわけではありません。
④ 貯蓄型保険は「最後」に考える
学資保険や養老保険、終身保険などの貯蓄型保険は、
保障と貯蓄が一体になった商品です。
- 本当に保険で貯める必要があるか
- 同じ金額を貯金や投資に回した場合はどうか
- 途中解約のリスクを理解しているか
保障目的がはっきりしないまま入ると、
後から見直しにくくなる点には注意が必要です。
まとめ|保険は多く入ればいいというものではない
保険は多ければ安心、ではありません。
- 公的保険でまかなえる部分
- 貯金で対応できる部分
- 民間保険で備える必要がある部分
この3つを切り分けて、
順番どおりに整理することが、保険を見直すうえでの基本になります。
保険の見直しは固定費の削減に大いに役立ちます。
単に節約目的で減らすのではなく、
それぞれの状況に合わせ、必要最低限、過不足なく入ることがポイントです。
次の記事から、
生命保険 → 医療保険 → がん保険→貯蓄型保険
の順に、それぞれの保険について、個別に詳しく見ていきましょう。

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